日本有数の大自然と季節ごとに異なる、風景をみることができる北海道は、日本国内の観光ランキングでも常に上位にランクインしています。北海道は広大な土地を有していることもあり、1日では観光名所を巡ることができないため、連泊して観光を満喫する人や数回に分けて北海道に旅行している人がいるでしょう。
主に北海道へ向かう交通手段は、新幹線、フェリー、飛行機を利用していくため、地続きではないので車で青森まで向かってもフェリーなどを利用して北海道へ向かう必要があります。今のところ、東京から北海道へ訪れるのに一番安い料金で、利用できるおすすめの交通手段は航空会社です。
ここでは、北海道へ訪れるのにおすすめしたい一番安い航空会社とセール時期、そして航空会社が到着している北海道の空港拠点を紹介していきましょう!
北海道の主要な空港拠点
広大な土地を有する北海道では、全部で11空港存在しており道北には稚内空港、道東は女満別空港、道中に旭川空港、道南に新千歳空港と多数の空港が整備されています。北海道の中でも主要空港となっているのが、新千歳空港、函館空港、旭川空港です。
それぞれ3つの空港は、日本国内線だけに限らず国際線も運航しているため海外からの旅行客が多く利用しています。まず、航空会社が到着している北海道にある主要の空港を3つ紹介しましょう。
国内屈指の新千歳空港
日本国内の新千歳空港の利用者数は2019年に、19,506,738人で国際線3,308,212人と日本の空港内でも上位に位置しています。2019年で比較してみると日本国内の空港では中部国際空港に次ぐ4番目の利用者数でした。
また、交通機関として新千歳空港内に電車が開通していることやバスの他方面に運行しているため、レンタカーがなくとも旭川、苫小牧、帯広などの主要都市を巡ることも可能です。更に、新千歳空港で快適に過ごせるように買い物やリラックスができる場所があります。
おすすめしたい新千歳空港のスポットは、空港内部に建設された温泉施設です。日本の空港に温泉施設は2か所しかなく、珍しいスポットなうえに旅の始まりや終わりでも心身ともにリフレッシュできることでしょう。
周辺には観光資源が豊富な函館空港
歴史建造物からグルメ、風景といった観光名所が集中しているところに位置している函館空港。2019年の日本国内の利用者数が1,531,835人、国際線利用者数は147,531人と北海道では2番目の大きさを誇る空港です。
函館には年間500万人以上が訪れる国際的な観光都市になり、特に、世界三大夜景である函館山の夜景は日本を代表する名所になっています。五稜郭や金森赤レンガ倉庫など、歴史建造物が多数残っているところもおすすめです。
そして、函館空港内では、新鮮な海鮮やジンギスカンといった新鮮なグルメを味わうことができるので、旅行中に食べ忘れてしまっても函館空港でも食べることができます。
また、函館空港内に電車やバスを予約できる専用の自動販売機やレンタカー会社も複数、同設しているので快適な旅行に出掛けることができるでしょう。
北海道のへそに位置する旭川空港
北海道内のほぼ中央に位置している旭川空港周辺には、白くまで有名な旭川動物園や勇壮にそびえ立つ大雪山連峰が観光名所になっています。
自然豊かなスポットがある旭川空港の2019年の日本国内利用者数は1,035,432人、国際線は43,644人と函館空港よりも若干少ないながらも、日本国内線と国際線の便数が豊富です。そのため、新千歳空港や函館空港のように気軽に足を運びやすいのも特徴の1ついえます。
旭川近辺の観光であれば、バスやレンタカーを利用して旅行することができるためアクセスは良好。旭川近隣のおすすめ観光名所は、バスで1時間ほど移動するとラベンダーで有名な富良野でしょう。
北海道3つの空港に到着する航空会社
北海道観光の主軸となっている新千歳空港、函館空港、旭川空港の3つへ到着している航空会社は全部で日本国内に3つ航空会社がありました。日本が誇る大手航空会社のANAとJALに加えて、北海道の発着を豊富に揃えているエアドゥが現在も運航中です。
全日本航空 ANA
ANA北海道ツアー
新千歳空港を筆頭に、北海道に点在している空港拠点の設営投資まで行っているのがANAです。設営も携わっていることから、紹介してきた新千歳空港、函館空港、旭川空港への到着便が多いのが特徴。
便数が豊富なことから、旅行の日程を組みやすいところは旅行者側からするとありがたいでしょう。
航空料金 2021年12月
行先 | ANA フレックス | ANA バリュー | ANAスーパーバリュー |
羽田/成田空港-新千歳空港 | ¥44,700 | ¥7,400-¥40,900 | ¥7,400-¥40,900 |
羽田/成田空港-函館空港 | ¥42,200 | ¥7,000-¥38,600 | ¥7,000-¥38,600 |
羽田/成田空港-旭川空港 | ¥52,300 | ¥8,600-¥47,900 | ¥8,600-¥47,900 |
日本航空 JAL
JAL北海道ツアー
2021年現在では、ANAと同じ程度の便数が到着しているJALは、旅行者向けのツアーを多数取り揃えているため、新千歳空港だけで比較すると2021年12月のひと月に196,447人と福岡と那覇に次いで多くの旅行者が訪れています。
特に旅行者に北海道の自然や景観を楽しんでもらうために、航空料金とパッケージで販売していることで、安さと手軽さを売りにして北海道の魅力を発信。
航空料金 2022年4月から6月
行先 | 普通運賃 | 先得A/先得B | スーパー先得 | ウルトラ先得 |
羽田/成田空港-新千歳空港 | ¥38,200 | ¥11,600-¥31,100 | ¥10,500-¥21,400 | ¥10,100-¥18,700 |
羽田/成田空港-函館空港 | ¥45,100 | ¥11,700-¥30,300 | ¥13,100-¥28,200 | ¥13,100-¥17,200 |
羽田/成田空港-旭川空港 | ¥45,100 | ¥11,500-¥25,100 | ¥15,000-¥17,400 | ¥15,000-¥20,500 |
エアドゥ
エアドゥ北海道ツアー
北海道を拠点に運航しているエアドゥは、紹介している新千歳空港をハブ空港として女満別、帯広、釧路空港にも展開いています。2019年には、日本国内の航空会社で定時到着率において1位を獲得しました。
豪雪地帯において、天候による遅延率も約2%未満と安定的な運航を実現させていて、旅行者の満足度が高い航空会社の1つといえるでしょう。また、セール以外にも道民割引やキャンペーンを定期的に実施中です。
航空料金
行先 | DOバリュー | AIRDO スペシャル21-75 |
羽田空港-新千歳空港 | ¥25,000-¥28,800 | ¥7,500-¥23,400 |
羽田/成田空港-函館空港 | ¥10,800-¥30,000 | ¥7,500-¥21,400 |
羽田/成田空港-旭川空港 | ¥10,100-30,000 | ¥7,000-¥25,000 |
航空会社の料金が安くなるセール時期
紹介してきたANA、JAL、エアドゥの3社は3月、6月、9月、12月の3か月ごとにタイムセールを実施しているうえにゴールデンウィークセールや年末にもスペシャルセールを開催することもあります。どの航空会社も平均して¥6,000程度まで航空料金を下げて販売。
セールの販売期間は1か月程度ですが、人気路線である新千歳空港間の販売席は、直ぐに売り切れてしまうことやアクセスが集中してしまうことで予約出来ない場合もあるのでご注意ください。いち早く情報を入手したい方は、航空会社のソーシャルネットワークサービスへのフォロー又は会員登録をしておくといいでしょう。
セール時期でおすすめしたいのは3月です。本州から遅れて咲く桜が4月下旬から5月上旬に向けて、桜のシーズンが迎えます。
安くなるセール時期に、見ごろの観光名所と合わせて航空券を予約すると旅行の楽しみも増えることでしょう。
おすすめしたい航空会社
当サイトが北海道へ行くのに一番おすすめしたい航空会社はエアドゥになります。
航空料金だけの比較をしてしまうとエアドゥがセール時期では最安になるうえに、往復便が多数あるため利用もしやすいです。更に、機内サービスとして飲み物も無料で飲むことができるのでサービス面でも安心できます。
予約次第では、1人あたりで往復でも¥12,000と非常にお手頃な航空料金で少しでもお金を抑えたい方には是非ともおすすめしたい航空会社です。ただし、ANAやJALのように機内で無料wifiが利用できないので電子機器の取り扱いには注意しましょう。
まとめ
ここまで、北海道旅行におすすめしたい航空会社と空港を紹介してきました。2022年時点ではエアドゥがセール時期を踏まえて航空料金が一番安いです。
安い航空料金だけでなくサービスも、大手航空会社に引けを取らない航空会社であることは定時到着率で1位を獲得したことからも分かることでしょう。
また、地域の魅力発信に空港も力を入れていて紹介してきた3つの空港は、地域ならではのグルメや歴史などを体験できる施設が作られていて、さまざまな楽しみが増えてきています。