anaで航空券を予約して旅行に出掛ける予定だったのが、急な予定が入り飛行機に乗れなくなった経験はないでしょうか?anaでは購入した航空券の出発日に応じたフレキシブルなキャンセル料金が設定されているため、いつでもキャンセルすることが可能です。
一方で、キャンセル料が発生し、旅行日に応じた料金が必要。航空券によってキャンセル料の違いについて情報をまとめました。
関連記事:ANAスーパーバリューセールの開催日
anaのキャンセル料について
![ana](https://www.saw-travel.com/wp-content/uploads/2023/08/ana-2.jpg)
ana航空券のキャンセル料は、出発日や予約した航空券によって違いがあります。また、無料になる期間もあるので、無料期間と航空券に必要なキャンセル料をまとめました。
無料になる期間
キャンセル料が無料になる期間は、anaスーパーバリューにおいては、航空券予約後、搭乗日が55日前まではキャンセル料が無料です。
また、プレミアム運賃、小児運賃の航空券も購入してから出発時刻前までにキャンセルすると無料になります。
キャンセル料
それぞれの航空券によってキャンセル料金が変わるため、一覧にしてまとめました。
anaスーパーバリューとスーパーバリュートンジット
anaスーパーバリューとトランジットのキャンセル料は、搭乗日が近づくほど、取消料が高くなる傾向にあります。特に
この2つ運賃は、セール運賃や先付け予約で安い航空券になっているため、他の航空券よりも融通が利かない特殊な航空券です。
解約日時 | 取消手数料 |
航空券購入後~搭乗日55日前 | 取消手数料はかかりません ※払戻手数料はかかります |
搭乗日54日前~搭乗日45日前 | 運賃の約30%相当額 |
搭乗日44日前~搭乗日28日前 | 運賃の約40%相当額 |
搭乗日27日前~搭乗日14日前 | 運賃の約50%相当額 |
搭乗日13日前~出発時刻前 | 運賃の約60%相当額 |
出発時刻以降 | 運賃額の100% |
anaバリューとスマートシニア空割とスマートu25
anaバリュー、スマートシニア空割、スマートu25、などの航空券は2区分のキャンセル料となっています。これらの航空券は、購入した時点でキャンセル料が発生。
出発時刻前まであれば、キャンセルは運賃の5%だけで済むのでスーパーバリューよりもキャンセルがしやすいのが特徴です。ただし、バリュー運賃などは、運賃の割引こそされていますが、元々の運賃が高く設定されているので、目安として1区間あたり1,000円程度は必要になります。
解約日時 | 取消手数料 |
航空券購入後~出発時刻前 | 運賃の約5%相当額 |
出発時刻以降 | 運賃額の100% |
プレミアム運賃と株主優待割引
プレミアム運賃と株主優待割引、小児運賃は、航空券を購入してから搭乗時刻前までは、取消料はかかりません。搭乗時刻を過ぎてしまうと運賃の20%はかかりますが、スーパーバリューやバリューと比べると取消料が優遇されています。
解約日時 | 取消手数料 |
航空券購入後~出発時刻前 | 取消手数料はかかりません ※払戻手数料はかかります |
出発時刻以降 | 運賃の約20%相当額 |
一緒にマイル割
友人や家族とマイルを共有できる一緒にマイル割は、マイルで航空券を交換した時点で、運賃の50%の取消料が発生します。学生同士での利用が多いサービスで、人気がある一方、取消料が発生しないと勘違いされやすい運賃です。
解約日時 | 取消手数料 |
航空券購入後~出発時刻前 | 運賃の約50%相当額 |
出発時刻以降 | 払い戻しできません |
個人包括旅行運賃
anaのウェブサイトから直接予約せずに、エクスペディアやブッキングドットコムなどの旅行代理店からanaの航空券を予約した場合は、個人包括旅行運賃用の取消料が発生します。
購入した時点で取消料が500円かかり、日付が近づくほど取消料が上がっていくのが特徴です。総じて、個人包括旅行運賃も、スーパーバリューと同様に安い航空券が販売されているため、取消料が高い傾向にあります。
anaの払戻手数料について
![ana cancel1](https://www.saw-travel.com/wp-content/uploads/2023/08/ana-cancel1.jpg)
航空券のキャンセルは、旅行計画の変更や急な事情によって必要になることがあります。払戻手数料が発生することが一般的ですが、ANAでは、払戻手数料がかかる航空券と免除される航空券が存在します。
払戻手数料がかかる航空券
割引運賃などの特定の航空券では、キャンセル時に払戻手数料が発生します。1区間あたりで440円発生し、2区間となる往復の場合は、880円の払戻手数料が必要です。
一部の例外を除いて払戻手数料は、どの航空券にも適用されます。ただし、トランジットなどの乗り継ぎについては、乗り継ぎ分を1区間分としてカウントするので上記同様に440円のみ必要になります。
- 1区間あたり440円発生
- 一例 羽田空港=福岡空港を予約の払戻手数料は計880円
払戻手数料が免除される航空券
一方で、フレキシブルな運賃プランや特定のプロモーションによっては、払戻手数料が免除される航空券も提供されています。これらの航空券は、予定が変更しやすい旅行者やビジネス利用者にとって魅力的な選択肢となるでしょう。
個人包括旅行運賃やプレミアムbizは、払戻手数料の免除対象です。
ana航空券のキャンセル手順
![cancel](https://www.saw-travel.com/wp-content/uploads/2023/08/cancel.jpg)
航空券のキャンセル料が分かったところで、キャンセル手順について紹介していきましょう。キャンセルできる場所は、anaウェブサイト、ana予約受付センター、ana空港カウンターの3つが主です。
個人包括旅行を予約した場合は、旅行代理店又は、ウェブページからキャンセルしましょう。
anaウェブページ
キャンセル手順の中でもっとも簡単な方法が、anaのウェブページからキャンセルする方法です。anaの営業時間に関係なくキャンセルの手続きが行えます。
ただし、搭乗時刻を過ぎてしまった場合は、ウェブページからの手続きが行えないので注意しましょう。また、ウェブページでの予約をキャンセルするときには、anaマイレージ会員へログインした後に、予約した便のキャンセルを行います。
ana予約センター
予約センターへは、専用ダイヤルに電話を行い、出発便名と搭乗者の名前や予約番号を伝えてキャンセルしましょう。本人確認ができるものがないと、キャンセル手続きができないので予約番号を覚えておくと便利です。
ana空港カウンター
キャンセル手続きのケースとして、あまり利用することはないと思いますが、搭乗する空港のカウンターでもキャンセル受付してくれます。ただし、営業時間内や列に並ぶなどをしてキャンセルをすることになります。
旅行代理店
旅行代理店で予約したときには、anaで直接キャンセルする場合と旅行代理店を経由してキャンセルするケースが存在。日本国内の旅行代理店で予約をキャンセルする場合は、直接、店舗へいきキャンセルを行います。
エクスペディア、ブッキングドットコム、アゴダなどは、anaの予約番号を入力して自分で直接キャンセルするのが一般的です。旅行代理店ごとにキャンセル方法が異なるので予約前に確認しておきましょう。
ana航空券が国際線の場合
![thinking](https://www.saw-travel.com/wp-content/uploads/2023/08/thinking-1.jpg)
国際線の航空券をキャンセルするときは、行き先で取消手数料が変わります。
国際線の航空券を取消
国際線の航空券を取消する方法は、原則、国内線の航空券と同じです。予約番号などを控えておき、手続きしましょう。
取消手数料
行先と選択した運賃によって取消手数料が変わってきますが、スーパーバリュー、スペシャルタイプの運賃は、いつ取消をしても取消料が発生します。国際線の場合、期間により手数料の変動はありませんが、航空券の取消が可能な航空券でも最低で30,000円前後の料金が必要です。
非常に細かく設定されているのでanaのウェブページで確認しましょう。
航空券のキャンセル料が無料になる特例
航空券のキャンセル料が無料になる特例があるので紹介していきます。
搭乗者本人が病気の場合
搭乗者が病気などになってしまい、旅行に出かけられない場合は、特例としてキャンセル料、払戻手数料が免除され運賃を全額払い戻してくれます。病気以外の条件として、医師による診断書などの提示と出発便の前までに手続きを行うことです。
キャンセルをせずに、30日以内の便に振り替えることもできます。
航空券の購入前に取消
航空券は、タイムセールなどの運賃を除いて、航空券を出発の3日前までに購入する決まりがあります。購入をする前であれば、キャンセル料や払戻手数料が不要です。
3日前までに支払い手続きを行わないと、自動的に航空券がキャンセルされ予約が取消されます。
悪天候になり飛行機が欠航
台風や風の影響などの悪天候が原因で、飛行機が欠航してしまったときもキャンセル料と払戻手数料が不要です。搭乗する日が当日で、欠航が決定しても同じように無料でキャンセルの手続きができます。
また、遅延や欠航が決まっていない見込みのときでも同様に手数料はかかりません。
キャンセルするときはお早めに!
航空券の種類などによってキャンセル料や払戻手数料が変わりますが、原則、早めにキャンセル手続きをするとキャンセル料が少なくて済みます。払戻手数料だけは必ずかかってしまうものの、キャンセル料だけは、搭乗日までの日数に応じて料金が変動します。
旅行にどうしてもいけない場合は、いけなくなった時点でキャンセルを行うように心がけましょう。
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