ANAの中でも格安で予約できるANAスーパーバリュー。非常にお得な航空券である反面、「キャンセルや変更の時はどうすればいいのか?」と悩みを持っている人にわかりやすいようにまとめました。
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ANAの早期割引運賃「スーパーバリュー」
複数ある運賃の中で最も安くなっているのがANAスーパーバリューです。別名で早期割引運賃と表記されることも。
スーパーバリューには全部21/28/45/55/75の5つの種別に分かれています。搭乗する日が先になっているほど運賃が安くなっているのが特徴です。
ANAバリューと比較
早期割引ができるスーパーバリューと比較して、直前割に特化したのがバリュー運賃です。前日、3日前、7日前、355日前から予約することができます。
また、取り消し料金は運賃額の5%のみとなっていることや空席があればランクアップできるところはスーパーバリューとの大きな違いです。
ANAスーパーバリューの欠点
早期割引で安い運賃で予約できるスーパーバリューですが、3つの欠点があります。
1.飛行機出発後の取り消し料が100%
まず1つ目の欠点を挙げると出発後の運賃取り消し料は運賃額の100%になっています。そのため、キャンセルを行っても予約した運賃は一切返金されません。
少しでも予定が変更になる可能性がある人は、バリュー運賃を選択してください。
2.予約変更が不可
スーパーバリューの2つ目の欠点が予約変更ができないことです。そのため、どうしても予約変更をする必要がある場合は、取り消し料を払って払い戻すか、再度航空券を予約する必要があります。
ただし、払い戻しを行う場合は別途、片道あたり440円がかかります。
スーパーバリューのキャンセル料
具体的な例としてスーパーバリュー75を予約した時の取り消し料のシミュレーションです。
羽田から新千歳までの区間を往復で23,420円で予約。搭乗日の28日前に取り消しをすると以下のようになります。
- 23,420円×取り消し料40%相当額=9,368円
- 払い戻し料(440円×2=880円)
- 合計=9,368円+880円
解約日時 | 取消手数料 |
---|---|
航空券購入後~搭乗日55日前 | 取消手数料はかかりません ※払戻手数料はかかります |
搭乗日54日前~搭乗日45日前 | 運賃の約30%相当額 |
搭乗日44日前~搭乗日28日前 | 運賃の約40%相当額 |
搭乗日27日前~搭乗日14日前 | 運賃の約50%相当額 |
搭乗日13日前~出発時刻前 | 運賃の約60%相当額 |
出発時刻以降 | 運賃額の100% |
3.積算されるマイル数が少ない
早期割引の運賃ゆえにマイル積算が75%しかありません。具体例として羽田空港から新千歳を挙げましょう。
通常運賃を予約すると510マイル獲得できるところがスーパーバリューだと382マイルになります。「もっとマイルを稼ぎたい」という人は通常運賃やプレミアムクラスを予約しましょう。
- 通常運賃だと510マイル
- スーパーバリューだと382マイル
スーパーバリューのキャンセル手順
取り消し料が発生してもいいからキャンセルをしたい場合は、webサイト、予約センター、空港カウンターで行ってください。
ANAから直接予約せずに旅行代理店で予約した時は、webサイトまたは旅行代理店でキャンセルしましょう。
webサイト
キャンセル手順の中でもっとも簡単な方法が、ANAのウェブページからキャンセルする方法です。ANAの営業時間に関係なくキャンセルの手続きが行えます。
ただし、搭乗時刻を過ぎてしまった場合は、ウェブページからの手続きが行えないので注意しましょう。また、ウェブページでの予約をキャンセルするときには、ANAマイレージ会員へログインした後に、予約した便のキャンセルを行います。
予約センター
予約センターへは、専用ダイヤルに電話を行い、出発便名と搭乗者の名前や予約番号を伝えてキャンセルしましょう。本人確認ができるものがないと、キャンセル手続きができないので予約番号を覚えておくと便利です。
空港カウンター
キャンセル手続きのケースとして、あまり利用することはないと思いますが、搭乗する空港のカウンターでもキャンセル受付してくれます。ただし、営業時間内や列に並ぶなどをしてキャンセルをすることになります。
旅行代理店
旅行代理店で予約したときには、ANAで直接キャンセルする場合と旅行代理店を経由してキャンセルするケースが存在。日本国内の旅行代理店で予約をキャンセルする場合は、直接、店舗へいきキャンセルを行います。
エクスペディア、ブッキングドットコム、アゴダなどは、ANAの予約番号を入力して自分で直接キャンセルするのが一般的です。旅行代理店ごとにキャンセル方法が異なるので予約前に確認しておきましょう。
航空券のキャンセル料が無料になる特例
ここからは、航空券のキャンセル料が無料になる特例があるので紹介していきます。
搭乗者本人が病気の場合
搭乗者が病気などになってしまい、旅行に出かけられない場合は、特例としてキャンセル料、払戻手数料が免除され運賃を全額払い戻してくれます。病気以外の条件として、医師による診断書などの提示と出発便の前までに手続きを行うことです。
キャンセルをせずに、30日以内の便に振り替えることもできます。
航空券の購入前に取消
航空券は、タイムセールなどの運賃を除いて、航空券を出発の3日前までに購入する決まりがあります。購入をする前であれば、キャンセル料や払戻手数料が不要です。
3日前までに支払い手続きを行わないと、自動的に航空券がキャンセルされ予約が取消されます。
悪天候になり飛行機が欠航
台風や風の影響などの悪天候が原因で、飛行機が欠航してしまったときもキャンセル料と払戻手数料が不要です。搭乗する日が当日で、欠航が決定しても同じように無料でキャンセルの手続きができます。
また、遅延や欠航が決まっていない見込みのときでも同様に手数料はかかりません。
キャンセルするときはお早めに!
航空券の種類などによってキャンセル料や払戻手数料が変わりますが、原則、早めにキャンセル手続きをするとキャンセル料が少なくて済みます。払戻手数料だけは必ずかかってしまうものの、キャンセル料だけは、搭乗日までの日数に応じて料金が変動します。
旅行にどうしてもいけない場合は、いけなくなった時点でキャンセルを行うように心がけましょう。
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