導入

九州にいくつ空港はあるの？

まず、一番大きな空港を紹介する前に、「九州に空港がいくつあるのか？」というと19ヶ所あります。九州には長崎や鹿児島に離島が複数あり、離島の観光スポットが豊富なことから空港がたくさんあるのが特徴です。

それゆえに、JALやANA以外の飛行機も1日あたりの便数も多く旅行しやすい地方になっています。

福岡空港　福岡県

九州の主要空港に位置付けられている福岡空港は、福岡の中心地にあるため、地下鉄や直行バスに空港から直接乗り込める利便性の高い空港です。毎日500便近くの飛行機が運航しているので、東京以外の空港からも簡単にアクセスできます。

また、1本の滑走路（長さ2,800m×60m）を整備しており、アジア、東南アジア、ホノルルなどへの国際線が定期運航しています。

福岡空港へのアクセス方法

交通機関を通じて九州内外から空港へ移動するには、新幹線が走っている博多駅や天神駅を利用しましょう。福岡空港までは地下鉄に乗り換える必要があります。

電車以外にも福岡市内や長崎、熊本からのリムジンバスが福岡空港まで直行しています。

• 博多駅〜地下鉄：5分
• 天神駅〜地下鉄：11分
• 長崎駅〜博多駅〜地下鉄：約1時間25分
• 熊本駅〜博多駅〜地下鉄：約50分
• 鹿児島駅〜博多駅〜地下鉄：約1時間35分

福岡空港の直行便は？

九州の空港以外からの直行便数が多く、新千歳、仙台など北日本からも直接福岡空港へアクセスすることが可能です。直行している飛行機は、ANA、JAL、SKY、SFJ、Jetstar、Peach、IBEX、ORC、JAC、AMX、JTA、ADOの12社が運航中。

12社ある中で、福岡空港までの直航便で最も安い飛行機はLCCのピーチです。

北九州空港　福岡県

国内線で最も早い便と遅い便が運航している北九州空港。九州で初の24時間空港として知られており、旅客機だけでなく貨物機の運航が豊富です。

北九州空港には、駅が直結していませんが路線バスやリムジンバスが運航しています。最寄りに2025年には滑走路を伸ばして便数を増やす計画になっているので、今よりも利便性が高くなる空港です。

北九州空港へのアクセス方法

直結した駅が北九州空港内にないため、路線バスを利用して最寄り駅へ移動するのが一般的。駐車場も整備されているので、福岡市内からのアクセスであれば車を利用するのもいいでしょう。

路線バスを利用した場合の最寄り駅は朽綱駅で、北九州空港から約17分です。また、博多駅からは早朝と深夜限定でリムジンバスが運行しています。

• 小倉駅〜北九州空港：約49分
• 朽綱駅〜北九州空港：約17分
• 天神・博多駅〜北九州空港：約1時間30分

北九州空港の直行便は？

北九州空港をハブ空港として運航しているスターフライヤーを中心に、1日35便が運航しています。直行便では、SFJ、JAL、ANAが国内線を運航し、国際線は天津航空、ジンエアー、大韓航空が運航中。

九州佐賀国際空港　佐賀県

近年、国際線が整備されたことと駐車場が無料になっていることで利用者が増加しているのが九州佐賀空港です。九州のゲートウェイ空港として国内線から国際線へ乗り継ぎができるように整備されてきました。

2024年には国際線の利用者が累計で100万人を突破。国内線は羽田へ1日合計5往復便、国際線は上海（浦東）・ソウル（仁川）・台北（桃園）・プサン（金海）・テグ（大邱）へと就航しています。

九州佐賀国際空港へのアクセス方法

JRが空港内に開通していないため、連絡バスを利用するか、無料駐車場のいずれかでアクセスできます。電車を利用して佐賀空港へ向かう場合は、佐賀駅からの連絡バスを利用しましょう。

空港から佐賀駅までの移動時間は約35分です。

• 佐賀駅〜九州佐賀国際空港：約35分

九州佐賀国際空港への直行便は？

空港までの直行便は、ANAのみ。JALやLCCは運航しておらず、佐賀九州国際空港への直行便は羽田空港からです。1日あたりANAで往復10便が運航し、国際線は、秋春航空、ティーウェイ航空、タイガーエア台湾が、2便往復しています。

大分空港　大分県

温泉県と呼ばれている大分県にある大分空港。国内線のJAL、ANAの大手飛行機に加えて、SFJ、SNAなどのMCCが運航しています。

大分空港は、宇宙港にも指定されているため、将来的には飛行機以外にロケットなどの打ち上げが計画されています。九州の中では比較的、小規模の空港ではあるものの羽田空港間で1日あたり48便が運航中です。

 

大分空港までのアクセス方法

電車で空港へ向かう場合は、最寄り駅のJR日豊線杵築駅からバスや車に乗り換えることが必要。空港から大分駅前までのリムジンバスから路線バスが運行しています。

また、空港内に有料駐車場が用意されているため、車で大分空港へアクセスすることもできます。最寄り駅であるJR日豊線杵築駅はバスで30分ほどかかってしまうので、おすすめは車利用です。

• 杵築駅〜大分空港：約30分

大分空港への直行便は？

羽田空港、成田空港、中部空港、伊丹空港から大分空港まで直行便があります。また、季節運航になりますが、チェジュ航空でソウルへ直行便もあります。

成田と中部以外の空港からは、午前と午後にバランスよく飛行機が運航中。大分空港までの直行便を考えているなら羽田や伊丹の直行便が豊富なところを選ぶと移動しやすいです。

長崎空港　長崎県

世界初となる海上空港としてオープンした長崎空港。ビジネス利用が多いこともあり、東京や大阪以外の空港からも飛行機が運航しています。

さまざまな空港からの便が多い理由の１つに離島へのアクセスができることが挙げられます。九州にある空港からは、長崎空港を利用して壱岐空港や対馬空港、福江空港に向かうことができる唯一の空港です。

長崎空港までのアクセス方法

主な交通機関からのアクセス手段は、バスとタクシーです。また、有料駐車場もあるためマイカーでのアクセスもできます。

長崎駅からは、複数人が乗れるジャンボタクシーや乗合タクシーで長崎空港へ向かうことできます。ちなみに最寄り駅は、大村駅です。

• 長崎駅〜長崎空港：約43分
• 大村駅〜長崎空港：約30分

長崎空港への直行便

羽田空港、成田空港、中部空港、関西空港、伊丹空港、神戸空港の6つの空港から直行便が運航しています。

壱岐空港　長崎県

オリエンタルエアブリッジのみが運航している壱岐空港。長崎空港からの直行便のみでアクセスできる壱岐島までは、滑走路が1,200×30と着陸場所が小型なので主にプロペラ機が運航しています。

壱岐島と長崎への行き来で島民の利用が多く旅行者が中々、予約できない区間です。長崎空港からのアクセス時間は、約30分。

フェリーよりも早く到着する移動手段なので旅行者、島民から重宝されている移動手段になります。

• 長崎空港〜壱岐空港：約30分

福江空港　長崎県

別名五島つばき空港と呼ばれている福江空港。福江島を含み5つの島で構成されていることから五島列島と島の名花の「玉之浦」を合わせた空港名になっています。

運航している区間は、長崎空港、福岡空港の2つです。福江島が入る五島列島は隠れキリシタンの土地として世界遺産に指定されている場所。

そのため、観光者が増加している島として近年、注目されています。

• 長崎空港〜福江空港：約30分
• 福岡空港〜福江空港：約45分

対馬空港　長崎県

福岡空港と長崎空港の2区間を運航している対馬空港。別名「対馬やまねこ空港」の愛称で呼ばれています。

また、小ぢんまりとした空港ではありますが、1日あたりの運航本数は、往復で8便。魅力のある観光スポットが多いことから、年間の対馬空港の利用者は約25万人です。

対馬空港への直行便は、ANAとORCのみとなっており、JALはORCのコードシェア便扱いで運航しています。

• 長崎空港〜対馬空港：約40分
• 福岡空港〜対馬空港：約35分

阿蘇くまもと空港　熊本県

2023年にリニューアルオープンをして国内線と国際線が一体となった阿蘇くまもと空港。九州にある空港の中で3番目の大きさを誇り、羽田空港、成田空港を始め、中部、伊丹、沖縄などへの便数が非常に多いのが特徴です。

滑走路は1本（長さ3,000m×45m）を整備し、上記の国内線の他に、ソウル、台湾、香港間を1日約40便運航しています。また、空港内には、熊本の郷土のお土産が販売されているところが複数あるため、ショッピングを楽しむこともできます。

阿蘇くまもと空港までのアクセス方法

直結した駅がないため、阿蘇くまもと空港へは、車、バスを利用してアクセスしましょう。また、熊本駅からは空港までのリムジンバスが定期的に運航しています。

目安として、熊本市内地からは車やバスで約40分ほどかかります。

• 熊本駅〜阿蘇くまもと空港：約40分

阿蘇くまもと空港への直行便

JAL、ANA、SNA、AMX、jetstarが直行便を運航中。特に羽田空港からの直行便数が多く1日34便が定期運航しています。

運航している中で一番多く、直行便があるのがANAです。

天草空港　熊本県

熊本県にある2つ目の空港として天草エアラインのみが運航している天草空港。天草エアラインのみの運航になっているため、小規模な空港です。

滑走路は、1,000m/30mの1本のみ。年間の利用者は約5万人前後で、直行便は、福岡空港、熊本空港、伊丹空港です。天草市内地からのアクセスは、約40分ほど。

• 天草市内〜天草空港：約40分

宮崎空港　宮崎県

別名、宮崎ブーゲンビリア空港と呼ばれている宮崎空港では、JAL、ANA、SNA、ORC、jetstar、アシアナ航空、チャイナエアラインが定期運航しています。また、JALとANAを中心にコードシェア便が1時間おきに運航しているため、大都市からのアクセスが抜群です。

さらに、台湾やソウル、韓国といったアジアへの国際線も整備されていることもあって九州にある空港の中で、4番目に利用者が多い空港になっています。

 

宮崎空港までのアクセス方法

直結した宮崎空港駅や高速道路が空港近くまで伸びているため、車、バス、タクシーなどの交通手段が豊富でアクセスがしやすい空港です。そのため、宮崎駅から約30分ほどで空港へ到着することができます。

駐車場は、約1075台の駐車スペースがあり、夏場になると臨時駐車場が用意されることもありますが、満車になってしまうことがほとんどなので、宮崎空港までのアクセス手段は、バスや電車がおすすめです。

宮崎空港までの直行便

羽田、成田、伊丹、関西、中部、福岡、沖縄と全国の主要都市からの直行便が運航しています。どの区間も1時間ないし、2時間程度の間隔で、飛行機が運航しているので、各都市からの直行便のアクセスが良好な空港です。

鹿児島空港　鹿児島県

九州にある空港の最後は、鹿児島空港です。地続きの中で一番南に位置している鹿児島空港は、直行便も多く運航していますが鹿児島にある離島の乗り継ぎ空港として利用されています。

また、乗り継ぎの合間時間を利用して周辺の観光ができるように、レンタサイクルやバスの乗り放題パスなどを利用することが可能です。また、九州にある空港として初となる足湯や飛行機エンジンのモックアップがあるなど、空港内でも満喫できる要素がたくさんあります。

鹿児島空港へのアクセス方法

空港内に、直結した駅がないため、バス、タクシー、車を利用してアクセスしましょう。鹿児島空港には、九州にある空港やフェリー乗り場からもバスが多数運航しています。

また、車を利用する場合は、有料駐車場を利用するといいでしょう。鹿児島空港内の空き状況をホームページで確認できます、

鹿児島空港への直行便

飛行機は、羽田、成田、中部、福岡、伊丹、神戸などの主要都市以外にも静岡、松山からも直行便が運航しています。また、鹿児島空港には、離島に向けた便が多く奄美大島を始め徳之島や種子島、屋久島への便が豊富。

特に、東京から離島へ向かうケースで鹿児島の直行便を利用して飛行機に搭乗する人も多いです。

種子島空港　鹿児島県

島全体が細長い形をしており、ロケットの打ち上げ場所として有名な種子島。その、種子島にある種子島空港は、3回に渡る工事で滑走路が2000mとなり小型ジャンボ飛行機が離着陸できるようになりました。

種子島空港への直行便は、鹿児島空港からJALとANAが毎日運航しています。また、空港までのアクセス方法は主に車を利用するのが一般的です。

屋久島空港　鹿児島県

世界遺産のエリアがある屋久島には、ANAとJALが運航している屋久島空港があります。運航している路線は、鹿児島空港、福岡空港、伊丹空港から直行便が運航中。

滑走路は2回の拡張により1600mまで広がり、ANAとJALのプラペラ機が離着陸しています。屋久島空港からは、バスを利用してアクセスすることができ、1時間に1本のペースで空港に向かうことができます。

徳之島空港　鹿児島県

九州にある離島空港で一番最初にジャンボ機が就航したのが徳之島空港です。鹿児島空港、奄美空港、沖永良部島空港をJAL、ANAが定期運航しています。

1日あたり鹿児島空港から7便、奄美空港から3便、沖永良部島空港から4便。鹿児島からの直行便が一番多くアクセスもしやすい場所です。

市街地から徳之島空港へのアクセスは、バスやタクシーを利用して約45分ほどです。

奄美空港　鹿児島県

鹿児島で一番大きな離島にある奄美空港。世界遺産に登録されたことで、以前よりも飛行機の直行便が増えました。

そのため、九州にある離島空港で最も運航本数が多くなっています。滑走路の長さは2000mと小型ジャンボ機が運航できる長さを確保し、1日あたり18便の飛行機が奄美空港へ運航しています。

市街地から奄美空港までのアクセスは、車で45分ほどです。

沖永良島空港　鹿児島県

花の島と呼ばれている沖永良部島には、鹿児島、沖縄、徳之島からの直行便が運航する沖永良部島空港があります。沖永良部島への飛行機はJALのみです。

上記運航区間を1日7便が運航しており、鹿児島からの利用者が一番多くなっています。空港までのアクセス手段は、バス、タクシーを利用するといいでしょう。

沖永良部島空港には、送迎車が待機できる場所しかありません。そのため、車を利用してのアクセスは不可です。

喜界島空港　鹿児島県

奄美大島の東側に位置している喜界島。1週48kmほどしかない島に飛行機が離着陸できる喜界島空港があります。

サンゴ礁が隆起してできた島であるため、文化的に価値が高い島です。喜界島までの便は、JALとANAが1日8便運航しています。

市街地からのアクセスは、車で約15分。レンタカーを借りるほど大きな島ではないので路線バスを利用して観光することがおすすめです。

与論空港　鹿児島県

九州にある空港で最南端にある与論空港。奄美空港2便と鹿児島空港2便をJAL、ANAが運航しています。

離島の中で便数こそ少ないですが、観光スポットの百合が浜を見るために訪れる人が多いところです。空港からの直行便は先ほど紹介した2ヶ所のみ。

飛行機が運航しているのが正午と午後のみとなっているので、与論島へ最短でアクセスできる時間は午後になります。

九州で一番大きい空港はどこ？

全部で19ヶ所の空港を紹介してきましたが、九州で一番大きな空港は福岡空港です。運航している飛行機の便数が1日あたり500便もあるため、国内線・国際線が他の空港と比べて圧倒的に多くなっています。

それゆえに、保安検査場が混雑するのが特徴です。また、滑走路が1本しかないため、日本で一番離着陸が多い空港としても知られています。

また、2025年までに段階的に空港ターミナルや駐車場の拡張を行っていくこともあり、福岡空港はさらに大きな空港として利便性が今以上に向上することでしょう。

• 1日あたりの運航便数：500便
• 年間利用者：約800万人
• 離着陸回数：日本一

九州の空港で国際線が運航しているところ

福岡空港を始め、九州にある空港からは、アジアまでの距離が短いこともあり国際線が多く運航しています。国際線が一番多く運航している空港は福岡空港です。

九州にある空港からは、ソウル、バンコク、台北のアジア圏内を始め、ホノルル、シンガポールなど観光スポットで人気のエリアにも運航しています。

• 九州にある空港から海外路線：26ヵ所

一番大きな空港は福岡空港

九州にある空港で一番大きな空港は、福岡空港です。豊富な便数と全国にある空港の中でも利用者がトップクラスの空港としても知られています。

また、九州で一番大きな福岡空港を始め、九州には19ヶ所の空港があり他の地方よりも圧倒的に多いです。