ホーム » 欠航 » 飛行機が欠航した場合はどうすればいい?欠航時に知っておきたいこと

旅行に欠かせない存在となっている飛行機。多くの人たちが簡単に利用できるようになった飛行機ですが、天候不良の影響で欠航に遭遇する人も多くなってきています。

飛行機に乗れ慣れている人でも、欠航になってしまったときは不安になってしまう人も多いでしょう。今回は、飛行機が欠航してしまったときに知っておくと便利なことと対処方法について解説していきます。

飛行機の欠航率

2022/4~2022/6 実績

日本国内に拠点を置く飛行機の欠航率は平均で1%です。JALやANAなどでも0.4%から0.8%の欠航率となっており、格安航空では0.2%から0.95%の確率で欠航になっています。

意外にも日本国内の飛行機では天候不良での欠航よりも、機材故障による欠航が多かったです。

2022年4月から2022年6月を対象としているため、台風などが比較的に少ない時季だったこともあり天候不良が少なかったともいえます。

欠航になっている割合として、機材不良が大部分を占めていました。そのうち、致し方ない欠航もであるので欠航率が高いからといって、特定の飛行機に乗らない方がいいということではありません。

飛行機の欠航はどんなときに発生する?

飛行機の欠航となる要因は全部で5つです。どんなときに飛行機が欠航してしまうのかしておきましょう。

飛行機の欠航種類について知っていると、事前に対策することもできるので覚えておくと便利ですよ。

飛行機欠航の種類

■天候不良
降雪
強風
台風
大雨

■その他
機材繰越
機材故障
乗員繰越
システム障害

欠航の種類はそこまで多くはありませんが、1年に複数回飛行機に乗る人であれば1回程度は体験したことがあることでしょう。2021年の国土交通省でまとめた資料では、欠航の中で一番頻度が多いのが、天候不良です。

大雨、台風、強風、大雪などが天候不良の要因として挙げられ、大雨や強風であれば多少時間が遅れて運航する可能性はありますが、台風や大雪については1日ないし2日間、運航が停止する恐れもあります。

天候不良以外には、視界不良や機材繰越、スタッフ繰越、システム障害が挙げられますが、いずれも時間経過で解消することがほとんどです。しかし、視界不良については、到着空港側の判断になってしまうことが多いので視界が回復しない場合は欠航になることも多々あります。

飛行機の欠航情報はいつ分かる?

飛行機の欠航情報については、各飛行機会社によってバラバラです。早いところもあれば、飛行機が飛び立つ直前まで欠航が分からないこともあります。

大手飛行機会社の欠航

日本国内の飛行機でJALとANAから発表される欠航情報が基準になることが多いです。ただし、飛行機が欠航するかしないかについては大手飛行機だからといって欠航情報が早く通知されるとは限りません。

欠航になってしまった場合、webサイトで確認するのが一番早く、簡単な方法です。webサイト以外には電話の自動音声でも結構確認を行うこともできます。

ツイッターでも欠航情報を発信しているので、飛行機会社のツイッターアカウントをフォローしておくと欠航情報を知ることも可能です。

その他の飛行機の欠航

JALやANA以外についても情報発信はwebサイトでの確認が基本です。格安飛行機の場合は、webサイトよりも早くツイッターで欠航と遅延情報を発信。

欠航のアナウンス時間については、飛行機会社によってバラバラです。webサイトで欠航情報が知ることができない場合は、空港のモニターで確認したり、各空港の飛行機受付で欠航情報を確認できます。

欠航情報を電話でも確認することができるので、webサイトの情報よりも細かい内容を確認したい場合に利用するといいでしょう。

飛行機の欠航情報はここで確認

飛行機を乗り継いで旅行する予定で別々の飛行機を利用する場合は、それぞれの飛行機の欠航情報を調べないとなりません。しかし、飛行機会社のwebサイトのように遅延、欠航情報を一括で確認する方法があります。

利用しやすいところを挙げると2つです。1つがFlightAwareで、2つ目がフライトレーダー24。

海外の会社であるため、英語で書かれていますが日本語に翻訳をしてくれるので安心です。どちらも簡単に出発空港、到着空港、飛行機名を入力するだけで検索することが可能ですが、無料プランの場合ですと広告が表示されるため若干見えづらいところがあります。

また、欠航情報ではありませんが飛行機の便名を指定すると現在どのあたりを飛行しているかを知ることが可能です。飛行機マニアには人気のある機能。

リアルタイムで飛行機の欠航情報を確認するなら、一括で確認することができるFlightAware、フライトレーダー24を利用するのがおすすめです。

飛行機が欠航したとき

実際、飛行機が欠航してしまったときに不安になってしまう人が多いでしょう。飛行機が欠航しているので、予約していた便を自分で振替しなくてはなりません。

飛行機が欠航してしまったときの対応は、全部で3つあります。欠航してしまったときの便の手続きについて知っておくと、実際に欠航になった際に慌てずに対応することができますよ!

web手続き
電話
空港カウンターの受付

欠航をweb手続きで変更

一番素早く処理できるのがwebから手続きをすることです。

web手続きであればどこからでも便の変更手続きができるため簡単ですが、欠航になっているときですとアクセスが集中して変更手続きがしっかりできないこともありますので注意しましょう。

特にLCCとなるピーチ、ジェットスター、スプリングジャパンは原則、webでの手続きを行うことを推奨しています。

欠航を電話手続きで変更

2つ目が、電話で欠航した便の変更手続きを行うことです。電話で飛行機の便名などを伝えることで、オペレーターの方が対応してくれるため安心できます。

JALやANAであればオペレーターが豊富でサポート体制がしっかりしているので安心です。しかし、LCCの格安飛行機の場合、web手続きを推奨しているため、電話が繋がりにくく電話手続きに時間がかかってしまいます。

また、web手続きと同様で欠航になると電話回線が混雑するため繋がりにくく変更手続きに時間を要してしまうのが欠点。

欠航を受付で手続き

最後が空港の各飛行機受付で欠航便の手続きを済ませる方法です。webや電話と違って空港まで足を運ばなくてはならないため宿泊しているホテルなどから移動する必要があります。

ただし、紹介してきた2つと違いしっかりと受付で対応してくれるので、webも電話での手続きができないのであれば空港の受付までいってしまうのも1つの手です。

受付での変更手続きは、便名と名前などを伝えるだけで検索してくれるので、電話で変更手続きするよりも早く振替が行えます。

飛行機が欠航したときの保険

台風などが集中する月に旅行にいく際は、なるべく保険に入っていたほうが飛行機が欠航になってしまっても安心。欠航になってしまったときに保険に加入していると飛行機遅延補償が適用され、1万〜2万程度の遅延補償金が支払われます。

飛行機の遅延補償を適用する手段は2つあり、特定のクレジットカードで旅費を決済することと損害保険に加入することです。クレジットカードの場合は、特段手続きをしなくても適用させることができますが、損害保険の場合は、自分で加入手続きが必要になります。

総合的に判断すると、飛行機の遅延補償が付帯しているクレジットカードを利用することがおすすめです。ポイント付与や旅行関連の特典が付いていることが多いので、普段使いもできるクレジットカードがあるといいでしょう。

■航空便遅延補償
dカードゴールド
vizaカード プラチナ
アメリカンエキスプレス など

飛行機欠航を早めに知っておこう

旅行に出かける日が近づいてきたら、旅行する日程の中で飛行機が欠航していないかや天気予報などを確認することをおすすめします。

飛行機の欠航が決まってから手続きを行うと、振替の飛行機に席が無くなり、最悪のケースとして1日ないし2日遅れて自宅まで帰ることにもなりかねません。

なるべく、欠航になりそうだと感じたらFlightAware、フライトレーダー24などを利用して欠航情報を早めに入手しましょう。

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