ソラシドエアに限らず飛行機に搭乗するときに、「手荷物はどうすれば？」と悩んでしまう人が多いでしょう。LCCの普及により機内手荷物と受託手荷物にも制限があり、実際に空港で手続きをする際に重量超過になってしまうことも経験したこともいるはずです。

ソラシドエアの飛行機を予約して、実際に飛行機に搭乗する前に、手荷物をどのように預け方と持ち込み方法についてまとめました。

ソラシドエアの手荷物料金はいくら？

ソラシドエアの手荷物料金は、航空券を購入するだけで基本的にかかりません。一部、超過した手荷物には特別旅客料金がかかります。

LCCとは違い、ミドルマイルキャリアに該当するソラシドエアは、手荷物がオプション料金にならないので、余計な費用が掛からないこともあって利用率の高い飛行機です。

ソラシドエア手荷物の種類

ソラシドエアでは、機内に荷物を持ち込める機内手荷物と機内に持ち込まず事前に預ける受託手荷物の2種類があります。手荷物の規格がそれぞれ異なりますので2つの違いについて紹介していきましょう。

ソラシドエア機内手荷物

機内手荷物の場合、自分で飛行機の中に持ち込みを行い、予約した席の上部にある収納棚に入れる必要があります。基本的に予約席の下などに軽量の手荷物であれば置くことができますが、スーツケースは安全上、収納棚に必ず入れなくてはなりません。

また、機内手荷物で持込める身回品は、1個までとなっており、ハンドバッグやカメラなども身回品の1個になるため、機内手荷物を必ず1個にまとめておきましょう。

機内手荷物のサイズは3辺計で、115cm以内と重量10kg以下という決まりがあります。規定を超えてしまうと保安検査場で検査ができなくなってしまうので注意しましょう。

規定を超えた場合は、受託手荷物に切替を行うため、手続きに時間を要してしまうので、なるべく保安検査場へ向かう前に重量などを確認しておくことをおすすめします。

ソラシドエア受託手荷物

ソラシドエアの受託手荷物は、無料で預けることが可能です。サイズと重量ともに機内持込みよりもワンサイズ大きい手荷物を預けることができます。

受託手荷物のサイズは、3辺計合計で203cm以内と重量で20kg以下です。受託手荷物の個数制限は設けられていないため、重量20kg以下であれば何個でも預けることができます。

手荷物を全て預けることもできますが、到着した空港で同タイミングで、全ての手荷物の受取ができないので注意が必要です。

ソラシドエアに乗せられない荷物

ソラシドエアで預けられる手荷物の種別が分かったところで、手荷物で預けられるものと預けられないものについて紹介していきます。

うっかり危険物を所持していたことで飛行機に搭乗できなくなるケースもありますので、手荷物に危険品がないか確認してから手荷物を預けましょう。

機内手荷物と受託手荷物で預けられないもの

手荷物で制限されているものは、ソラシドエアだけでなく全飛行機でも同様で、航空法で定められています。手荷物として預けることができないものの代表としては、ガスコンロ、花火、瞬間冷却材などです。

また、紐を引くことで加熱する加熱式のお弁当は、生石灰が含まれているため手荷物として預けることも機内に持ち込むこともできません。

どんな理由でも危険物は飛行機に乗せることができないので、最悪のケースとして危険品を処分するか、飛行機に乗らない選択をする必要があります。下記に飛行機に乗せることができない手荷物をまとめました。

制限付きで持ち込める荷物

危険品疑いにあるものでも、受託手荷物は可能で機内手荷物は不可といったケースもあります。その反対もあり、受託手荷物が不可で機内手荷物として持ち込めることもあるのでしっかりと確認しておきましょう。

受託手荷物が可能なもの

受託手荷物として、ハサミや工具類などは預けることができます。基本的に危険品と壊れものなどを除いて受託手荷物として、預けられるので手荷物が邪魔だと感じる人は、積極的に受託手荷物を利用するといいでしょう。

機内手荷物は可能

機内手荷物として持ち込みできるものは、リチウムバッテリー付きの精密機器です。代表的なものは、スマートフォンやpcです。

ただし、注意する必要があるものがリチウムバッテリーの容量。160Whを超えてしまっているリチウムバッテリーは、機内手荷物として持ち込むことができないので注意しましょう。

それ以外には、1人1つまでタバコ用のライターと電源が切れたヘアアイロンを持ち込むことが可能です。ライターもリチウムバッテリーと同様で種類によっては持ち込むことができないので注意が必要。

ソラシドエアで預けられる特別な手荷物

ソラシドエアは、大型の荷物も受託手荷物で預けることができます。大型の荷物は、サーフボードやゴルフバッグです。

ベビーカーも、ソラシドエアでは受託手荷物として預けることが基本になっています。

長尺の荷物

サーフボードなどの長尺ものは、梱包した状態で預けることが推奨されています。必ずしも梱包しなければならない規定はありません。

ただし、梱包していない場合で荷物同士がぶつかり傷が付いてしまっても軽度は保証対象外です。傷や破損をさせたくない場合は、しっかりと梱包しておくといいでしょう。

また、203cm以内に収まらず、ソラシドエアの受託手荷物として預ける場合はソラシドエアの予約センターで必ず確認が必要です。最大の長さは320cm以内が基準なので、それを超えてしまう長尺物は預けられないので注意しましょう。

ソラシドエアの手荷物超過料金

受託手荷物の重量を超えてしまった場合に発生する費用です。主に区分けとしては2つあります。

沖縄線と石垣島線の料金と沖縄、石垣島線以外です。

行先	10kgまで	11kg~20kgまで	21kg~30kgまで	30kg以降10kgごと
沖縄−石垣島線	1,500円	2,500円	3,500円	＋1,000円
沖縄−石垣島線以外	2,500円	3,500円	4,500円	＋1,000円

ソラシドエアの特別旅客料金

特に壊れやすいものは、飛行機の受託手荷物ではなく機内の席を使用して乗せることができます。ソラシドエアのホームページから予約することはできませんので、必ず予約センターへ電話が必要です。

こちらも沖縄線から石垣島線とそれ以外に料金が分けられています。

沖縄−石垣島線	11,500円
沖縄−石垣島線以外	6,300円

楽器ケースの手荷物

楽器類をソラシドエアに預けることができ、楽器専用のケースを貸出してくれ、受託手荷物と機内手荷物のどちらも利用可能です。

ただし、115cmを超えている楽器は、受託手荷物で預けるのが基本ですが、特別旅客料金を支払い席を予約すれば機内へ持ち込むことができます。

ソラシドエアの自動手荷物機

手荷物を預ける場合は、特定の空港から出発するときにANAの自動手荷物機を利用することが可能です。利用可能な空港は羽田空港、福岡空港、那覇空港になります。

自動手荷物機を利用するときは、横80cm×縦75cm×奥行き45cm以内の荷物限定です。目安としてスーツケースのLサイズは自動手荷物機の規格内に収まります。

利用方法は非常に簡単で操作時間にして5分ほどで終わりますので、長い列になりやすいカウンターを避けて自動手荷物機を利用すると待ち時間なくスムーズに預けられる優れものです。

羽田空港の情報は下記へ
ソラシドエアに搭乗するときの羽田空港ターミナルのロビーはここ！

手荷物受取場で受け取る

受託手荷物で預けた場合は、到着ロビーの手荷物受取場で自分の荷物をピックアップしましょう。

手荷物の移動が手間なら快速宅空便

出発空港、到着空港から手荷物を配送してくれるソラシドエアの快速宅空便があります。旅行地で、レンタカーなどを使用せず、バスや電車移動で観光する人には大変便利なサービス。

出発及び到着空港のソラシドエアのカウンターで依頼します。当日お届けと翌日お届けに分かれており時間によって利用可能なサービスが変わりますが、ホテルや自宅まで配送してくれるので、重量のある手荷物を移動させる場合は活用するといいでしょう。

ただし、配送エリアや空港によっても取り扱えるサービスが変わってくるため、利用する前に注意事項を確認しておくことをおすすめします。また、受託手荷物料と合算しての取り扱いになるので、20kgを超えた場合は、超過手荷物料が発生。

ソラシドエアで無料手荷物を利用しよう

ソラシドエアは、基本的に手荷物に費用が発生しないため、機内に持ち込まず受託手荷物で預けておいた方が便利です。スマートフォンなど身回品のみを機内に持ち込みをして身軽にしていると飛行機の乗降りが非常に楽になります。