九州地方から沖縄方面の便が多い、ソラシドエアは、JALやANAと違い地方路線に特化した飛行機会社です。東京は、羽田空港から、関西であれば神戸空港から利用することができるソラシドエア。

今回は、ソラシドエアの評判や安全面、欠航率について紹介していきましょう。

ソラシドエアの特徴

ソラシドエアは、宮崎に本社がある飛行機で、九州地方の各空港から出発する便が多いところが特徴です。創業当時は、スカイネットという社名で登録されていましたが、2015年12月からソラシドエアの名称に変更になりました。

拠点となる宮崎空港、鹿児島空港から東京の羽田空港を結び、沖縄、石垣島への便がある九州に特化した飛行機です。また、LCCと違いマイルや機内サービスも付いてきます。

料金は、JALやANAよりも片道で3,000円から5,000円程度安く、手荷物預かりもあるのでサービスを重視する人にはおすすめです。

エア・ドゥとの路線強化

2022年5月には、北海道に特化した飛行機のエア・ドゥと同じ資本関係になり、共同運航が実施されています。また、ソラシドエアの飛行機とホテルを同時予約するソラシドプラスでは、エア・ドゥが運航している路線も予約できるようになりました。

ソラシドエアの評判

ソラシドエアの評判は、概ねいい評判の意見が多い印象です。高い評価を得ているところは、シートが広いところやCAの対応が良く安心してソラシドエアに搭乗できるといった部分でした。

また、飛行機のデザインがかっこよく、ポケモンのキャラクターに塗装された特別な飛行機があるため、子供利用にもおすすめです。さらに、ソラシドエアで予約できる運賃タイプが豊富なのでキャンセルや振替にも柔軟に対応できる部分も高評判。

良い評判

• 飛行機の塗装が格好いい
• 座席シートが広い
• 予約運賃タイプが豊富
• 機内サービスがある

悪い評判

• 古い飛行機　ボーイング737-800型機
• 空港によっては搭乗口までの距離がある

ANAとのコードシェア便があること

ソラシドエアの評価が高い理由は他にもあります。その1つがANAとのコードシェア便が運航しているところです。

一部区間では、ソラシドエアとANAによりコードシェアで運航している区間があり、ソラシドエアで予約してもANAに搭乗できる場合もあります。ANAよりも安い料金でANAに搭乗できることやANAのサービスを受けられるところはソラシドエアの魅力の1つでしょう。

LCC並みの料金でサービスが充実

フルフラットサービスキャリアに該当する飛行機のソラシドエア。単に航空券がLCCのような安い運賃だけでなく、機内サービスや受託手荷物などのサービスが充実しているところも評価が高い理由です。

受託手荷物は、航空券の運賃に含まれており搭乗時はドリンク等の機内サービスを受けることができます。また、ソラシドエアはマイルプログラムを提供しているので航空券を購入して搭乗する度にマイルを貯められます。

ソラシドエアの安全面

ソラシドエアは、安全対策もしっかり行っているところで、年度ごとに安全報告書が作成されており発生した事故などが記載されています。2023年以前に、飛行機の揺れによる怪我が発生するなどの航空事故は発生していますが、重大な飛行機トラブルは発生していませんでした。

ソラシドエアは、危ないといった内容がありますが、概ね危険性のない飛行機ということが安全報告書から分かります。

ソラシドエアの欠航率

2017年以前までは、欠航率が高く便が欠航してしまう確率が多かったソラシドエアですが、2022年の欠航実績は0.53%でした。仮に100回ソラシドエアが運航したとしても欠航が1回発生するかしないかです。

便数の多さに違いがあるものの、JALやANAよりも欠航回数が少ないため欠航に遭遇する確率は極めて珍しいといえるでしょう。ただし、台風が直撃しやすい沖縄や福岡、鹿児島といったところから出発する飛行機は、8月から10月ごろまで飛行機が飛べなくなる率が高いです。